芋虫の如く

ジクサーでどこかに行ったり、たまにサバゲーも行きます。

YBRインプレ 1000km慣らし終了(20160216追記)

YBR250の1000km慣らしが終わった。

ちょいちょい気づいたことを書き込んでいこうと思う。

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・ハンドルロックは左右両方とも機能する

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特にこれといって使い道が思いつくわけではないのだがロックできる。

隣のバイクにミラーがぶつかってしまいそうなときとか?そもそもそんなところに止めないが。

 

 ・パッシングが可能

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ウインカー類は基本的な配置、機能を備える。

人差し指で操作できる部分にパッシング用スイッチがある。

また、一部の国ではライトの常時転倒が義務付けられていないところもあり、消灯、ウインカーのみ(確信無し)、点灯の選択スイッチもある。ただし、日本で取り扱われる車両はネジで固定されていてスイッチは機能しない。

 

・ヘッドライトは2球使う

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写真中央にある大きな電球がロービーム、小さい電球がハイビーム用。

ハイビームをスイッチすると小さい電球が追加で点く。

昼間に確認すると大きな電球一つでハイローを切り替えていた。小さい電球はマーカーランプ。

よく「ライトが暗い」というインプレを見かけるが体感CB223Sよりも少しくらいかな、というぐらい。

ちなみに体感をランキング順にすると

アドレスV110≧KLX250>CB223S≧YBR250 ぐらい。

車載されていた予備球も切れたら少し明るいものに変えようと思う。

 

・エンジンはセローエンジンにオイルクーラーを追加

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圧縮比を変えた関係かセローが18PSなのに対しYBR250は21PS。

オイルが早く温まることを防ぐためかオイルクーラーを追加で取り付けてある。

エンジン部分が同じならばセローにもオイルクーラーが付くのでは、と考えたが 

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タンクシュラウドに取り付けられていてそのままではつけることができない。

 6~700km程までは信号待ちなどでアイドリングしているとオイル臭さを感じたがここをオイルが通るからなのだろうか、1000km走った今では匂いはしない。

 

・中国大陸を走り回る工夫

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フォーク、ワイヤー類の付け根を守るようにカバーがついている。

長距離を走る設計思想の大排気量バイクだとそもそもナックルガードがついていたり倒立フォークなのでカバーが当たり前だったりするがこれは円安時代なら30万円も狙えたバイク、YBR250なのだ。

元が空気環境の悪い中国大陸仕様なのでこういった装備があるのだろう。

 

・チェーンルブは硬め

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こういったチェーンの色かと思ったがただのチェーンルブだった。

近くチェーンを清掃するついでに普段使っているルブに替えようと思う。

1000km慣らしが終わった段階で特に弛みはない。チェーンカバーとチェーンの隙間に指がちょうど入るぐらい、が現場ですぐ点検できる大きさだろうか。

 

・シート下収納

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シート下収納スペースには車載工具、予備球が、前部にバッテリーとエアクリーナーへの吸気口、ヒューズボックスがある。

写真を撮り忘れたがヒューズボックスは2ヶ所ある。写真にもあるバッテリー近くのものと収納スペース近くにあるもの。紙がはさんであってどれがどのヒューズか書かれている。取説なんて持ち歩かない出先での対処用だろうか。

各ヒューズボックスに一つずつ予備ヒューズがある。見たところホームセンターでも買えそうなヒューズだ。

バッテリーはYUASA製。2~3度の環境で1週間放置した後でも難無く始動するので「中国製」にありがちなガワだけ本家、のようなことはない。

車載工具はモロそう、微妙にサイズが合わない。メガネレンチがボルトに入らなかった。これは買い替え必須か。

 

・シートレールの謎の切り欠き

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シートを取り外したときに見えるシートレールに切り欠きがある。

これはシート裏側のタグを引っ張り出すと簡易的な荷掛けフックを通すためのもの。

納車時にはキャリアを付けていたので使う機会はないだろう。

 

・タイヤは硬い

f:id:yujaaran:20160111140639j:plainSAKURA STREET-SHARK といったタイヤを履いている。

制動力に関していえば特に問題はないように思える。

が、ウェット路面は走りこんでいないし1000km走っても写真中央にある新品タイヤにあるゴムのヒケ部分が削れていない。

タイヤの情報が日本語のページで2件しか出てこない&そのページでも「1万キロ走ってスリップサイン間近でした」とあるのでロングライフタイヤに分類されるのだと思う。

これは用途で悩むところだが気持ちよく峠などで傾けたいので不安は避けたい。6000km走ったら溝が残っていようがいまいが交換しよう。

 

・スタンド、ステップ

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よくあるスタンド、ステップ

センタースタンドもあるが教習時に1,2回しか使ったことしかない。

やってみようと思ったがセンタースタンドが苦手なので使わない限りは手を出さないでおく。

ステップは可倒式、バンクセンサーもある。

サイドスタンドを立てていてもエンジンをかけて走り出すことができるので注意。

 

・リヤサス

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5段階調整機構を備えたモノサス。

2か3の位置に設定してあった。慣らしの範囲内では違和感は感じない。

 

・ないものは写真が取れない(20160117追記)

このバイク、ヘルメットホルダーがない

ビジネスバイク狙いのYBR125にすらついていないらしい。

…ヘルメットをバイクに付けていたらすぐに盗まれる→なら持ち歩くよね?メットホルダーいらないね? なんて中国YAMAHAの熱い心遣い

 

 ・総評

初期慣らしが終わって特に問題が出てきたわけではない。

いたって普通の250ccのバイクだ。

MT-25が出てきた今YAMAHAにとって「250ccのネイキッド」としての集客力はないだろう。

ただ、人とは少し違ったものが欲しいと思うバイク乗りなら少しはだれでも持ち合わせているであろうものにひかれて選んだのだ。

同クラスの車種にはない19.2Lの燃料タンク、東南アジアでは流行らない丸目ライト、そんなバイクだから買ったのだ。

どこかの道で会えることを期待して書き終わりにする。