CB250Rを8時間レンタルしてきたのでいつものインプレ。
経路はレンタル819お台場店→アクアライン→養老渓谷→アクアライン→レンタル819お台場店のレンタルいつものコースだ。
・諸元(気になるところだけ)
シート高 795mm
装備重量 144kg
エンジン回り 水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 249cc 76.0×55.0
出力・トルク 27ps/9000rpm 2.3n・m/8000rpm
タンク 10L
ミッション 6速
フレーム ダイヤモンドフレーム
ブレーキ 前後共に油圧式シングルディスク
・外観、装備
最近のバイクはケツがあがっててだっせぇよなぁオジサンのアウトゾーンいっぱいいっぱいのデザイン。
マスの集中と言ってくれ。
テーパーハンドル。
ミラーは車体中心に近いのか芋虫の体系でも後方確認が結構ギリギリ。ガタイのいい人は交換が必要かも。
ホンダ系スイッチボックス。当然レンタル店を出た後にプピ芋をやらかす。
スタータースイッチ、パッシングスイッチはクリック感がある。
マスターシリンダー。ここって英語の印象あるけど日本語。
バーエンドはねじ止め式。グリップは少し固め。
車体ロゴはデカールなのね。
メーター。
トリップA.B、オドメーター、ストップウォッチっぽいやつ(謎)、時計、燃料、水温計、サイドスタンド表示。
サイドスタンド表示はありがたいね。ギアポジション表示はないよ。
メインキーシリンダーとタンクキャップ。タンクキャップは外れないタイプ。
壊れる部分じゃないから仕様だと思うんだけどメインキーはシャッター付きでタンクキャップはシャッターなしなのね。
ドロドロオフとか行くバイクじゃないけど几帳面な人は気になりそう。
LEDヘッドライト。LED全般そうなんだけど日中は目立たんよね。
だからって光軸取ってない中華フォグ付けるのはやめようね。
最近のスポーツバイクのトレンド、エンジンが剛性メンバーなフレーム。
写真撮り忘れたんだけどオイル交換の時はアンダーカウル外さないとダメな奴。
プラグなんて目視もできないぞ。
ちなみにCB250R、バッテリーがタンクの下にある。
VTRも整備士泣かせの整備性だって聞いたけどコイツもなかなかクソ整備性だと思う。
41㎜倒立フォーク。4ポットラジアルマウントブレーキ。
フロント回りの剛性感はテーパーハンドルと合わせて凄いぞ。
ブレーキはなんかモニャーッとしているんだけど握った分だけ効くのでこういう設定なんだろうな。
フォークがSHOWA製であることを示すロゴ。テンション上がる。
埋め込み式のウイングマークもいいね。
滑らないシート。車体のケツあがりと比べて地面と平行に近いのでポジションは自由。
ニーグリップするところだけ別パーツ。
乗車姿勢の画像見てもらうとわかるんだけどこの黒っぽい部分がいい仕事をする。
シート下。
車載工具はシート裏、車体側にETCつけてETCもう2枚入るぐらいのスペース。
このタイプの書類ケースを入れるのは無理があるけど自賠責のペラ紙一枚とかなら余裕。
ちょこんと伸びているヘルメットロック。
シートをひっかける部分。
車載工具。12.14mm、フックレンチとその延長パイプ。
…ミラー外してリアサス固めてミニサぶち込む用です?
工具入れマーク。ホンダモーターとかかな?
7段階中2番目に緩い位置にセットされていたリアサス。
これで沈みすぎるとかなかったのでガッチガチやぞ。
インナーフェンダーは短め。
晴れの日だったけどシート裏見た感じ水回避能力低そう。
リアフェンダー外そうものなら背中に一本線が走ると思えってぐらいのフェンダー。
フェンダーレスにしたらシート開放キーも大変なことになりそうね。
純正タイヤはGPR-300、フロント110/70R17M/C 54H、リア150/60R17M/C 66H。
空気圧はフロント200kPa、リア225kPa。
スプロケットの横にガイドっぽいものがある。脱落防止だろうか。
正規品か不明だがチェーン調整幅のシール。
リアもABS付き。こちらは妙な効き方とかはしないかな。
マフラー。カチあがったシートと並行でやる気のある感じ。
車体でなんかここだけ安っぽい。
いや、踏む、蹴り上げる部分だし軽量であるためにはこうなるんだけどさ。
サイドスタンド。
最近の小排気量バイクってスタンド長くして車体を立たせて停車時大きく見せる傾向があると思うんだけどこいつは短め。
風が強くても安心。軽量級だし配慮したんだろうか。
・足つき、ライポジ
身長167cm、股下72cm、体重65kg(服もろもろで70kg?ヤバい太ってね?)
スタンド出してまたがった。
ひょいと座る。
後ろに引く。
前気味。
写真で見るとそうでもないんだけどお尻を引いて気合入れようって時に膝を抱えているような印象。
それでいて前気味に座るとモタードっぽく取り回せて不思議な設定。
・数字的な話
100km/h巡航
6速 6200rpm
5速 7200rpm
4速 8200rpm
3速 10000~10200rpm
2速 レブ 75km/h
1速 レブ 50km/h
10500rpmぐらいがレブなんだけど秒間2~3回燃料カットが入る。意外と長い。
今回のレンタルで189.1km走行、給油量は5.26Lだったので平均燃費は36km/Lとなる。
360km走れるのか…首都高行くとちょうどいい感じかな。
・走った感じ
見た目はコンパクト、車体からのインフォメーションはビッグサイズ。
タンク近くが一つの塊でそこからサスが生えている感じ…ダルく走ると路面の状況もぼんやりしているがペースを上げるとしっかりと伝わってくる。
エンジンは3000rpmぐらいからならどこからでも回るけど7000rpmあたりから応答が激しくなる。
発進なんかの2000~3000rpmはさすがに薄い。
8000~9000rpmのパワーバンドに入れていると非常にアグレッシブ、5000rpmほどで流すと大人しい。よくできたエンジンだと思う。
ホンダは250クラスで唯一バイク4ジャンル(芋虫が勝手に思っているだけ)
・フルカウルスポーツ
・ネイキッド
・オフロード
・クルーザー
を現行機種でリリースしているけどこのエンジンで下3種を賄っている。
そんなん出来るのかよと思っていたがこの調教具合からすると問題なさそうだな…
CBR250Fとかフルカウルツアラー出しても良さそう。
グリップが意外と硬く、ハンドルバーが太いことで路面の情報をダイレクトに送ってくる。この辺は好みか。
まぁ硬くてもロンツーに持ち込むなら230km走ったらガソリンスタンドを探しそうだしいい休憩になるか。
意外と膝が前に来る乗車姿勢にちょっと違和感。
走り出すと膝を抱き込むようにして旋回してもいいしモタードっぽくアップライトな姿勢でUターン決めてもいいことに気付いた。
膝が前に来るときつくなると思うんだけど何故かきつくならなかったな。足首の角度だろうか。
対向4ポットラジアルマウントキャリパーはなんかモニャーっとした効き。
でも気持ち悪いとかじゃなくてしっかり車速のコントロールはできるのでこういう味付けなんだと思う。
いいところをまとめると2次関数のグラフみたいにぐにゃりと跳ね上がる操作特性のダルく乗っても良し、アグレッシブに乗ってもよしな一台だ。
…悪いところも書こう。
DIY整備をするなら相当の覚悟が必要だ。
プラグ交換でタンク持ち上げるってなによ…バッテリー交換は間違いなくショップに丸投げする。
いいところの2次関数のグラフみたいっていうのは初見の峠や交通量の多い街中など常に一定のペースで走れるとは限らない環境では微妙に気を使う部分かと思う。
3速以上は5000rpm以上ではないとはいりづらい。当たり前といえば当たり前だがまったりも走れるエンジンなのであれっと思う部分。
高回転型ということもあってエンジンブレーキの主張も少ないのでホントに今5速か…?と感じること多々。ギアポジ表示欲しい!っていう声もわかる。
こんな感じ。
タンクカバー分タンク容量が大きくなってくれたらなぁ…といったところか。