芋虫の如く

ジクサーでどこかに行ったり、たまにサバゲーも行きます。

陸自仕様KLX250(FI仕様)の思い出

なんか書き忘れがあるんだよなぁ…と思い記事一覧を眺めると発見、KLXの思い出(インプレもどき)書いてないじゃん。

下書きから発掘して作業開始。

 

 

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オートバイ(偵察用)
[全長]2,165mm
[全幅]860mm
[全高]1,210mm
[重量]121kg
[最高速度]135km/h
[乗員]1人
[製作]カワサキモータース
偵察用は、一般に偵察および連絡等に使用する。

 

写真にあるのはキャブ仕様のKLX250。今はほとんどFI仕様に切り替えられている。

倉庫の片隅でほこりをかぶっていたXLR(処分待ち)なんかもあった。

偵察部隊、情報小隊など自前で情報が欲しい部隊に配属されると取り扱うことになる車両。

あ、僕は偵察部隊所属とはいうものの通信手だったり射撃手だったり操縦手(4輪)ばかりだったのでオートバイの錬成は最低限です。

 

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ガード類。これだけあってもエンジン下部を守るアンダーガードは未装着。

まぁガレ場アタックするんじゃなくて森林地帯奥深くに行くためのものなので…

ちなみにこのエンジンガードっぽいものは勢いよくぶつけると曲がる。でもだいたい曲げなおしてごまかす。

 

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メーター。

一般仕様と変わらず…が

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このスイッチにより「灯火類の消灯」が出来る。

FI仕様だとバックランプ光度はいちいち設定するのかどうかは記憶があいまい。

偵察目標にギリギリまで近づくために消灯するためのもので公道を走るときには点灯する。演習場→公道を通って駐屯地へ帰隊、なんてときに付け忘れる奴がたまにいる。

 

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いかにも自衛隊仕様です!なキャリア。

車体右側の枠組みっぽいものは通信機用キャリア、でもバイクから降りて偵察するときにいちいち取り外すのが面倒なのでだいたい通信機は背負ったままバイクに乗る。

携行火気フル装備の空挺部隊がRVBOX800サイズの衣納(鞄)を積載して演習場を走っているのを見たし信頼性はある。

 

f:id:yujaaran:20161204230821j:plainヘルメット。

アライのHyper-Tかな?各種サイズがあるので安心。(でもフィッティングサービスはないぞ)

ゴーグルは支給品があるがボロボロなので偵察バイクガチ勢はオフゴーグルとかマスクを自費で購入する。

 

乗った感じ。

そもそも乗るいきさつが

① 「バイクなんてタイヤ2個しかないんだぞ?誰が好き好んで乗るかよ?」と思いつつ仕事で免許取得

② バイク好きの友人の押しに負けてバイク購入を検討

③ 駐屯地内にバイクを乗り入れるには仕事でのオートバイ走行距離が必要

④ 全然バイクの仕事が回らないので部隊に内緒でバイク購入(通称「闇車」)

⑤ 「バイク楽しすぎ!」と手のひらを返す

⑥ 話の分かる上官「芋虫士長、バイク乗ってたりする?」芋虫「ウス…」上官「じゃあバイクの錬成するか!」芋虫「イイッスカ!アザッス!」

と正規手順ではないのでガチなインプレは期待するな。

 

一般的なオフ車に乗ったことがないのでわからないが多分重い。

衝撃に耐えるため、キャリアへの対応でところどころフレームに強化が入っているせいだろう。

それでもほぼオンロードしか走ったことのない自身でも傾斜25度ぐらいの砂地を登れたり轍を越えてまったり演習場を走行できるのは車体の素性がいいからか。

足元にあるガードのおかげか「コケてもすぐに足が挟まれることはない」という安心感は大きいかもしれない。

なんといっても頑丈さに感心した。

上官の後をついていく錬成時(階段上りからのUターン→階段下りへ)に操作ミス、5mの崖から落下したがバイクは何ともなかった。

この事故でアゴを切り左目付近にあざを作ったので「絶対にフルフェイスでバイクに乗ろう」と心に誓った。

一般道を走行する分にはタイヤからくる振動と戦うことになるが問題なし、高速道路は走ったことがないのでわからない。タイヤが削れても懐は痛まないしな!

 

そんな感じ。