芋虫の如く

ジクサーでどこかに行ったり、たまにサバゲーも行きます。

ソリオ バンディット(5AA-MA47S) 乗った。

年末、うっきうきで高速道路を走っているとトラックに引っかかった。

クルマでもバイクでも高速道路は90km/h巡航をしているのでこういうときだけ加速…車線変更をして追い抜きをしている最中のことだった。

パチンッ!と音がした瞬間フロントウィンドウにヒビが。

用事を済ませた次の日、ディーラーに見てもらった結果は「補修不可、窓交換12万」。うん、クレーター型じゃないからレジン入らないよね…

 

しゃーないのでガラス屋さんや保険会社に連絡してもらい窓交換することにした。作業には1日かかるので

ソリオバンディットを代車として出してくれた。嬉々として乗り回した感想を書いていく。

 

・諸元(気になるところ

車両重量 1050kg

エンジン K12C DOHC16バルブVVT   

出力・トルク 91ps/6000rpm 118n・m/4400rpm

モーター出力 3.6PS/3185~8000rpm 30n・m/1000~3185rpm

タンク 32L

ミッション 5AGS

 

・外観、装備

うーん、おっきくしたワゴンRダイハツが自爆(ライバル車はシリンダー吸気側のポート研磨メーカーチューン)しているのでこのジャンルは独占状態。

 

比べて思ったけどやっぱハンドルはワゴンRと同じ奴だな。違和感なく運転していたのはハンドルのおかげもあるかもしれない。

メーターは写真爆撃になるから割愛するけど右のパネル部分の表示が切り換えられる。

(枠外の【デジタル時計】【外気温計】【ギア】【ODO】【燃料計】は固定)

・速度計+回転計

・明るさ調整

・無表示

・平均燃費+航続可能距離

・燃費履歴

・走行時間

・YYYYMMDD+アナログ時計

・モーション(Gセンサー?レースカーにあるようなリアルタイムで点が動くものではなく、直近の運転の平均的な荷重先がわかるような形式)

・アクセル踏力+ブレーキ踏力

・エネルギーフロー(充電中とかHV稼働中とか)

・エネルギーフロー2

と好きにガチャガチャしてニヤニヤできる。

HUDはカメラには映らなかったが見えにくいこともなく普通。

なるほど専用ナビだと車両情報も表示できるのねと関心。メーターとHUDとナビと正面の情報が多すぎるんじゃ。

眼鏡ケースがある。サングラスを常備しておきたいので便利。

左右ともにバニティミラー付き。

ペダルはちょっと右側が狭い?ブレーキ前にかかとを置いて右に傾けてアクセル操作をするとホイールハウスに当たることがある。まぁ踏みすぎにならないからいいか。

 

深めのボトルホルダーはワゴンRと変わらず。アシストが増えているのでキャンセルボタンが充実している。

タイプAとC、シガソケとどんだけ電気設備増やすんだよと感じる。

何に使う空間かな…ウェットティッシュとか…?インパネアンダーボックスって名前なんだけどインパネからちょっと遠くないかな感がある。

画像だとわかりづらいけどインパネは地面と平行ではなく前に傾いている。ワゴンRだと平行だけど物を載せすぎて発進時に落ちてくる事例とかあったのかもね。このせいかグローブボックスは狭い。

運転席、助手席ともにシートヒーター付き。晴れの日で太陽光で車内が温まっているときだと不要。朝一の冷え冷え状態からの通勤だと活躍しそうなぐらい早く温まるよ。

スズキ大好きシート下収納。

運転席左にポケットがある。駐車券などにどうぞ。

OBD2コネクタはハンドル右下、運転席に座った時の右ひざの上ぐらい。

 

スライドドアにもボトルホルダーがあるので後席だけで6本の飲み物を確保できる。後ろには3人しか乗れないんだけど…ワゴンRにあったアンブレラホルダーはないよ。あれ使ってるのCM意外だと見たことないぞ。

後ろの席もエアコンが調整できる親切使用。

後ろも独立して照らせるとか徹底して後席を快適にしていると思いきや

天井付近の画像は撮り忘れたけど「天井からベルトを引きずりおろして右後方座席の左太ももぐらいにあるバックルにセット、ベルト途中にあるもう一つのプレートを左後方座席の右太ももぐらいにあるバックルにセット」とかいう初見殺し配置。うーん、エマージェンシー用。

サンシェード付き。網戸ではないので隙間から虫は全然入ってくるよ。

 

トランクの引きの写真撮り忘れたな…フックは左のみで右はライト。そんなにライト使う場面あるかなぁと思ったけど

こういう車載工具を使う状況ならあったほうが安心だろうなと思った。ジャッキ、パンク修理材、ホイルレンチ、エアーコンプレッサー。手前のくぼみは三角停止板にどうぞ。

 

しっかりリヤワイパーがあるのはいいねぇ。

リヤハッチを開ける時に「開かなくね…?」と思ったらスズキマークの下はカメラだった。

じゃどこにノブがあるんだよと思ったら指さしているあたりに小さいくぼみがあって

たしか右のボタンでロック解除、幅広のボタンでハッチ開放だった。カメラ握っちゃって破損とかありそう。

 

ブレーキはAGSとの相性かわからないけど停まる直前の揺れを消すのが難しかった。普段はエンブレ→クラッチ切ってブレーキ、なので駆動力が切れるタイミングを読み切れていないんだろうな。

 

お、4気筒とちょっとうれしくなるビジョン。新型スイフトは3気筒なので次モデルのソリオも3気筒だろうなと思うけど実用考えると3気筒よね。

エンジンルームから路面はアンダーカバーである程度ふさがれている。ちょっとだけすきまがある。

騒音対策のためかラバーのようなものが貼られていた。

アイドリングは650rpmと記載されているけど800rpmぐらいは回っていた記憶。

バッテリー3つ。不動の時の原因調査が大変そう。

 

フル点灯。

ポジション+ヘッドライト。

ポジションのみ。

オフ。オートライトのオフは停止時のみ出来る。足元が見えないぐらいの悪天候ではない限りフォグランプ不要派なので正直フォグ要らない。

 

リヤカメラはいい感じに隠していたのにフロントカメラは出っ張っている。そういうところだぞスズキ。せっかくのボコボコデザインなのにここに紛れ込ませないのか…

 

・燃費

9度前後の晴れ間で90㎞走行、4.45L給油で20.2km/Lとなった。

諸元上の市街地モード(WLTC-L)が20.1km/L、郊外モード(WLTC-M)でも22.9km/Lなのでパドルシフト使いつついろいろやった数値としてはかなり燃費がいいと思う。

 

・走った感じ(主観)

スズキのAGSって結構言われていたけど個人的には気にならなかった。これは普段MT車を運転するので無意識にアクセルを抜くタイミングがあり、そこに変速が挟まれているからかもしれない。パドル操作時のドッドッと重さを感じるのは単純に車重分かなと思う。

CVT車からの乗り換え+ペダル操作がスイッチみたいな人だと違和感があるかも。ベタ踏みとかやってみたときはラグを感じた。

 

卍運転するようなクルマではないがパドルでキャッキャ出来る割にちょっとブレーキは弱いかもしれない。4~5人乗車状態でぬれた路面はちょっと怖い。

 

アイドリングストップからの始動はハッキリと感じる。ワゴンRの始動がかなり自然だったのでその印象で行くと悪い意味で裏切られる。

 

クルーズコントロールは相変わらず煽り運転気味。

自動ブレーキはあるけど再発進はAGSと相性が悪いのか出来ない。CVTのほうだと再発進まで出来る。

 

ソリオは「ミニバン買うほどじゃないけどセダン由来のコンパクトカーだと狭い」っていう絶妙なラインのクルマ。ギリギリフリードやシエンタと食い合わない層。

さらに便利機能はほぼ同一で動力性能のAGS、乗り味の柔らかさのCVTが選べるとなるとこのAGSモデルは「1~3人で割と郊外のペースのいいところを走る」人向けなのかな。そんな印象。