SSTR下見に行ったんだけど道中で自損事故。
忘れる前に書き起こしておく。
[経緯]
20201112、長野に入って高速道路一部通行止めを迂回しようと下道に降りるため飛騨清美ICを出た。
大きく緩やかな左カーブ。
高速を降りた直後なので意識して減速…なぜか左に傾いたまま車体が右へ。
ここで「この低い壁にぶつかったら落ちるかもしれない」「この橋の高さは間違いなく死ぬ」と考えてしまい右の壁を見てしまった。
バイクは視線で曲げるもの、という教えを聞くがまさにその通りでそのまま壁と接触。
衝撃は凄かったが体はそんなに痛くないしバイクも異常なく動く。
気づいていないだけで大けがの可能性もあるのでETCゲートを通った直後にトイレと小さい駐車場があったので停車し確認。
あー、右靴の外装ちょっと剥げてる。ヤッケズボンのすそもちょっと切れてるか。
バイクはマフラーエンド付近が傷ついたなー、特にオイル漏れとかもないし稼働に問題無し。
ちょっと休んで血が出てくるとかふらつくこともなかったので宿屋へ前進。
[被害確認]
次の日の朝、改めて被害を確認…
安全靴先端のプラが見えるぐらいの衝撃。
服系でダメージがあったのはこれだけ。
外からヤッケ→ボア付きズボン→ニープロテクタ→ヒートテック的な奴
といった構成で体には衝撃がきただけ。
アマリング部分にガッツリ砂が滑った跡。
砂踏んだかな…日没前で路面だけ日陰で見落としたのかもしれない。
ん?右ステップ君なんか内側に寄ってない?
ねぇもう少し平面じゃなかった?
見づらいけど左ステップの軸と合わない。
ちょっと嫌な予感がするので帰宅途中にスズキワールドへ。
[スズキワールド判定]
ステップ取り付け部曲がり。
フレーム曲がりにより修復不可。
下取り時廃車判定。気にしないなら走行には問題無し。
廃車判定
[よかったこと]
速度を落としていたので壁面接触からの飛び降り自殺は免れた。教習所でよく言われる奴。
ライディング用ではないとはいえガチガチな靴を履いていたので足指などに異常なし。むしろ壁→靴底→ステップと体を介さずに力が伝わったまである。
アウターが破れた=素肌なら裂傷、なのでやはり最低でも長袖長ズボンで乗れ、という教えは正義。
[改善点]
バイクは視線で曲げるもの、という教えはガチ。
巡航ツーリングだと景色を見がちだけど進行方向をしっかり見よう。今回は多少なりとも「うわー、めっちゃ紅葉しとるやん!」という感情があったと思う。
今回は首からガッツリ視線を変えてしまった。
[バイク修理]
…走るには問題ないんよ。
手放し運転して直進するからフレーム本体じゃなくてホントにステップ取り付け部分だけ曲がった。
ただステップって曲がるときにそれなりに荷重をかけるのでそこに信頼をおけないのって致命的。
ひび割れなどは見られない、とのワールド判定だが強度的には問題なくともちょいちょい踏みなおす下道なら問題ないけどステップに足を置き続ける巡航場面だとだんだん足がずれる。
フレーム修理ってどんなもんよ?として調べてみても調査3万、修正4万からぐらい。相場10万。
プロに頼むならば「ステップの端だけ見てくれればいいから」とは言えぬ。そこだけに異常がある、っていうのはワールドの簡易判定だしどっか別のところが曲がっていてもおかしくはない。
…フレーム修正は「100%元通り」になる魔法ではない。
バイク盆栽勢でもなく愛でるでもなく、ただひたすらに走りたい芋虫としては走りにどこか懸念がある状態というのはなぁ…
ジクサー自身今回の下見で30000km走行を越えたので足回り消耗品類も総交換。これは元々計画していた。
当たり前といえば当たり前だがSSTRのような長距離ステージではジクサーのパワー感にもどかしさを感じる場面もなくはない。
…レンタル祭するか。